当会の目的について
救急医療の未来を守るために活動しています
近年、消防救急の出動件数は年々増加し、地域の医療リソースがひっ迫しています。
特に高齢化が進む日本では、救急搬送の需要が高まり、119番を利用した救急搬送が必要な患者の受入れが困難になるケースも増えています。
一般社団法人 日本救急医療連絡会は、この社会課題に対応し「誰もが必要な医療を適切に受けられる社会」を目指して活動しています。
主な取り組み
1.日本救急医療連絡会の活動内容の周知と理解及び協力の確保
- 日本救急医療連絡会の活動についての普及啓発活動
- ご賛同いただける医療福祉関係者への打合せ
- ホームページの作成及び更新作業による情報発信
- 救急業務を取り巻く環境の変化についての情報収集
- 毎月定例会議を開催し、情報の共有化、問題点の整理・アイデア出しなどを行っています
2.救急搬送業務を通して消防救急車の負担軽減を目指す
- 消防救急の負担軽減
当会が、施設からの救急搬送を担う事で、119番を必要とする患者の為の救急体制を確保します。 - 消防救急OBによる搬送
搬送業務には、消防救急経験のある救急救命士(救急救命士と看護師が乗務する場合有り)が乗務します。 - 施設入居者(入所者)様の医療リソース確保に向けた連携強化
高齢者施設や医療機関と連携し、入居者(入所者)様の医療確保に向けた連携体制を構築します。 - 地域の医療リソースの確保
当会の救急車(直轄救急車)の運用を通じて、救急医療の適正化をはかり、地域の病院・医療機関が必要な患者に十分な医療を提供できる環境を整えます。 - 誰もが安心して医療を受けられる地域社会の実現に向けて
救急搬送の新たな選択肢を増やし、患者・家族・施設・医療機関全ての方にとって負担の少ない救急医療の実現を目指します。 - 日常点検について
車輛や搭載資器材の日常点検及び清掃・消毒を行います - ブラッシュアップ対策
消防救急車の負担軽減状況を自己評価し課題の洗い出し
搬送対象者と判断基準の立案が、
救急搬送の住み分けを確立する
日本救急医療連絡会の搬送対象者
①連携高齢者施設の入所者(入居者)
(但し、バイタルサインが著しく不安定な場合や一刻を争う場合は消防救急)
②連携医療機関の患者
③連携医療機関からの転院搬送
消防救急車、病院救急車、民間の搬送事業者など、それぞれの搬送の判断基準が明確になっていれば、消防救急車のみに負担が集中する事は避けられます。
当会では、上記を搬送し、救急搬送業務を通して消防救急車の負担軽減を目指しています。
データ連携システム「救命くん」のブラッシュアップにより救急業務の効率化をはかる
- 「救命くん」のブラッシュアップを継続
- 2026年にリリース予定の次世代「救命くん」の稼働に向けた準備
- セキュリティ対策の徹底
- 「救命くん」操作方法の指導教育とアフターフォロー
- 「救命くん」へのデータ入力作業
- 現場到着時間や病院到着時間など、様々なデータの集計及び分析業務の集計機能の導入